「お金と時間はあるのに、腰と膝が痛くて、何とか杖をついても、もう昔のように旅行に行けない。」
あれ?なんだか切ないなとよく感じた言葉。
現在のサロンと併行して介護現場で理学療法士として働いていた頃、こんなエピソードをよく耳にしました。
海外の事情を熟知している訳ではないけど、日本の医療制度は手厚くありがたい一方で、そのために「とりあえず悪くなったら病院に行けばいい」と自分の健康を守る意識が低くなってしまうことにもなりかねないと。
医療系の大学の卒業研究のテーマである「介護予防」での教室運営でも、腰や膝が痛くてなんとか杖や歩行器を使って一生懸命に歩かれる方を目の当たりにして、その時は当たり前に感じていた自力で歩けることが、数十年後は当たり前ではないかもしれないことを実感しました。
「腰と膝が痛くて歩けなくなる前に、何とかできなかったのかな」って、変形しきった腰や膝をケアしながら、いつも心につっかかっていました。
もちろん、腰や膝がどのような状態でも、医療や介護のリハビリ現場で適切なプログラムが有効に評価・計画・実施・効果判定されれば、改善されるケースが多いです。
それでも病院にかかる前に早めに十分なケアや対策ができていたら、これほど痛みに悩まされずに過ごせたのにと感じるケースも多くありました。
でも早めに対策できる社会を支えている年齢層の方って、、、たいてい、、、忙しすぎるんですよね!
自分のからだのケア以外にも、毎日頑張っていることが多すぎる!
例えばSEさんや事務さんなど座りっぱなしのデスクワークや、看護士介護士さんの中腰や歩き回る現場から、慢性的に疲れが積み重なると、からだはたいてい「肩こり・腰痛」くらいから、メッセージを発してきます。
そして「首こり」から「頭痛・眼精疲労・首の変形・四十肩・自律神経の乱れ・不眠」、「腰痛や膝痛」から「内臓の疲れ・足趾の変形・運動不足」など、お悩みはじわじわと全身へより深層のこころへも波及していきます。
なのでからだの不調の初期メッセージである「肩こり・腰痛」の対策は早めがいいです!
どんなライフスタイルでも、「肩こり・腰痛」を感じる場合は、どこか必ず負担となる姿勢や動作の偏りがあり、そのライフスタイルが続く限り、メンテナンスし続ける必要があります。
これが私の正直で切実な想いです。
実際にはお金も時間もかかることですし、みなさんの忙しさも理解できます。
これまでのご自身の10年を振り返り、そしてこれから10年はどのように過ごされたいでしょうか?
サロンのささやかな仕事を通して、50代、60代からでも、楽しい一歩を踏み出されたお客様たちのエピソードもご参考になさってください。
60代の膝の痛みを解消して初の富士山登頂。膝痛に「体重を減らすことだけじゃない」ヨガ×アロマ整体で改善できること。