お久しぶりに、こんにちは。
まだ春を謳歌する前に当サロンも急遽休業することとなり、ここ数ヶ月は外出の機会が圧倒的に少ないので、つい気分はまだ春手前のまま出がけにスプリングコートを探してしまう。。。
あっ、もう温かいのか~、すっかり春なのか~と気づいて切なくなります。
そろそろサロンも再開できる日がくるのでしょうか。忙しくはない事務作業の合間に、当たり前だった日々を懐かしく思い出します。
20代半ばでの起業、もちろん未熟すぎて試行錯誤と失敗だらけの10年でした。
これまでお目にかかったお客様みなさまに、伝えられなかったお詫びやお礼がいっぱいあります。
またサロンの休業期間に際して、ご自身もいろいろな不安を抱えていらっしゃるだろうに、わざわざ私やサロンを気遣ってご連絡くださるお客様も多く、心から頭の下がる想いです。
あと、とっても嬉しいことがあったのです!
この中央林間にサロンを構える前からご縁のあったお客様から、久しぶりにご連絡いただきました。
お気遣いくださるあたたかい気持ちはもちろんのこと、前回最後にお会いした時からいろいろ状況や環境が好転しているのが文面より伝わってきて本当に嬉しかったです!
ある時期に想定外のことが重なって、できうる最善の努力と行動をしているのに、なかなか辛い現実が好転していかない…むしろ苦しくなっていく…そんな数年間のもどかしい気持ちや苦しみを少しだけ知っています。
サロンにいらっしゃると「体を動かすと気持ちいい~、すっきりする~」と少し軽い気持ちでお帰りいただけてほっとするけど、その後にまたお家でいっぱい泣かれる感情の揺り戻しがあるのを知っているので、「早く楽になって欲しいけど、私にできることにはやっぱり限界があるよね」とやりきれない悔しい想いもありました。
私たち一人一人に苦しみを乗り越える力があるから大丈夫!なんて、苦しんでいるお客様を目の前にして感情的に割り切ることは私にはまだ難しいのです。
私の立場上、友達や家族のようにこちらから何度も連絡したりすることは控えなくてはいけませんが、ず~っと気になっているものなのです。
だから嬉しいお知らせに、ここ数ヶ月なかなかしっくりした言葉が選べずに更新できなかったブログを再開させる力をいただきました。
弱っている時にはネガティブで極端な思考に偏りがちで、自分の出来うることはいつだってそれほど変わらないのに、気付かないうちに急き立てられ必要以上に焦って結果を追い求めて、ますます追い詰めてしまって。。。何も手につかなくなる時もある。
水面下で静かに始まって、ゆっくり時間をかけて育まれている本質的な変化を見失って、何も変わっていないように錯覚してしまいます。
むしろ、時間がかかっても大丈夫。
一時的な感情や衝動的な行動では、私たちの一番大切なものは変わらないように守られているのかもしれません。
お客様の姿に、学生時代に感銘を受けた「スローイズビューティフル―遅さとしての文化」という本の美学を思い出しました。
さあ、私も再開に向けてゆっくりできることから手を付けていくことにしましょうか。